いろいろな治療
☆諸事情により令和2年3月20日に病棟を閉じました。当院に入院しての治療ができなくなりました。申し訳ありません。
先ずはストレスとなった会社や家庭から離れて快適な環境で休養しながら、生活リズムを整え、体力が低下した人には体力作りをしていただきます。その上でその患者さんに合った治療をいろいろ準備しています。
①精神療法;原因となったことを整理し、自分の課題を明確にします。その課題をどうするかを一緒に考えるのが治療です。
②その他のカウンセリング;職場や家庭の環境調整などを行い、現場復帰に備えます。
③訓練療法;SSTなど認知行動療法などを行います。自己主張が苦手な人などのグループを作り、コミュニケーション技術の改善を図ります。
④レクリエーション療法;楽しみながら集団適応の訓練もできます。多種多様なプログラムを用意しています。
⑤薬物療法;症状を軽減するために、抗うつ剤・抗不安剤・睡眠剤なども適宜使用します。
入院治療のメリット
①休養しやすい+気分転換がしやすい。
ストレスとなった仕事場や家庭から離れる+自宅に居ても休養にならない人もいる。
②自然に触れ、自分を取り戻しやすい。
③生活リズム作りや体力作りがしやすい。
④同じような悩みを持つ他の人と出会える→悩みを共有できる仲間との出会いがある。
⑤治療時間の短縮ができる。
患者さんの生活の様子や対人関係などが目の前で見せていただけます。外来で見えなかった患者さんの課題が見えてきます。面接も週に数回行いますので、治療時間の短縮にもなります。長く仕事を休めない方に入院治療をお勧めします。
⑥治療の転機となることが多い。
外来でなかなか改善がなかった患者さんの課題が発見でき、治療の転機にもなることが多くあります。
<病院の庭/春>